ポップ2019

アニメやロマンノワール、映画などについてまとめていきます。

原点に戻ってバカ度の高いプレイリストを作ったから見てくれ

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 プラズマジカは可愛いな。シアンが好きだ。ネコミミが最高に似合う。女の子が楽器を持つと、なぜこんなに魅力的になるのか。

 まー、それはいいんだよ。最近のプレイリストはちょっとインテリ臭い感じがした。こういうのも聴いてるぞ的なアピールになっていたキライがある。それにしてもポップ職人のリストは良く閲覧されているようだが、キミらはああいうのが好きなの? 何も言って寄越さないので、まったく分からないんだよ。ポップ職人プレイリストはほかにもあるぞ。いずれまた、ここで発表しよう。

 第7弾の今回は原点に戻ることにする。残念とか言うな。例のバカ度の高いやつだ。作業中はバカっぽい音楽の方がいい。あー、だからバカ度はこっちで勝手に判断してるんだよ。誰かの意見を参考にしたわけではない。「バカっぽいなぁ」と思ったらそれはバカっぽいんだよ。あくまで作った本人の主観だ。人の意見は基本聞かないんだよ。ブレちゃって損するだけ。

  選考の基準はこうだ。

1.バカっぽいロックであること。

2.単純明快であること。

3.楽曲として完成度が高いもの。

 だいたいそんな感じだ。適当に選んだだけだから、キミたちも肩ひじはらず、気楽に聴いてもらいたい。懐かしいものがたくさん登場する。こういうロックは永遠に制作されるべきと思うんだよね。

 気に入ったのがあったら、CD買うとか、ダウンロード購入するとか、実際の行動として何かやってくれるとうれしい。

 いつものようにインスト曲を最後にしてある。それが終わるとだいたい1時間経っているように作った。作業のときに便利なんだよ。おすすめしたい。

 

1.Johny Kidd & The Pirates / Shakin' All Over

ジョニーキッド&ザパイレーツは1950年代から60年代にかけての英国ロックを代表するバンド。今でもファンが多いし、数多くのバンドが影響を受けている。これは1960年発表のヒット曲。チープな不良っぽさがたまらなくいい。

 

2.I Get Around / Beach Boys

説明は不要でしょうよ。一言だけ添えておくと、ビーチボーイズのアルバムはペットサウンズよりも、この曲が1曲目のオールサマーロングの方が断然聴いている回数が多い。だから何だというわけではないが、そういうことだ。

 

3.Bennie And The Jets / Elton John

エルトンジョンの1973年のアルバム『グッバイイエローブリックロード』の3曲目。ヒット曲でもある。ライブ会場で「ここから出てくるベニーアンドジェッツってバンドがすげーんだ」と紹介するという内容の歌詞。録音も疑似ライブ風になっている。天才が才能の絶頂期にあって、そのときに軽い思いつきで作らないとできない楽曲。そういう意味では貴重である。

 

4.(She's) Sexy and 17 / Stray Cats

ネオロカビリーの代表選手であるストレイキャッツ。非常に尊敬している。ロックはこんなに面白い。1983年に発表した『Rant N' Rave With The Stray Cats』というアルバムの7曲目。ヒット曲である。知っている人も多いだろう。いつもやっているが、プレイリストは基本的に1バンドにつき1曲のみであるが、偉大なバンドに対しては例外として2曲入れている。彼らはふさわしい。

 

5.Rock This Town / Stray Cats

これもストレイキャッツの代表曲である。ファーストアルバムの6曲目。ライブ映像があったので、そちらを紹介する。めちゃくちゃカッコいい。シンプルイズザベストを地で行くバンドである。こういうのをロックって言うんじゃないのか。

 

6.Cherry Pie / Warrent

ウォレントが1990年に発表したクッソバカバカしいヒット曲。邦題は『いけないチェリーパイ』。なんだよ「いけない」って。だいたい予想がついてると思うけど、LAメタル大好きなんだよ。悩みが全然ない感じが素晴らしいんだよね。PVも最高にバカっぽい。頭悪そう。

 

7.Bad Reputation / Joan Jett & Blackhearts

ジョーンジェット&ブラックハーツといえば『アイラブロックンロール』という1981年の世界的ヒット曲があるが、そっちじゃなくて、その直前に出したシングル曲をリストに入れている。やんちゃなロック姉ちゃんという感じがいいんだよ。 曲としてもこっちの方が好きだ。パンクなテイストもある。

 

8.Bad Case Of Loving You (Doctor, Doctor) / Robert Palmer

デュランデュランのメンバーと組んだパワーステーションというバンドで世界的な成功を収めることになるロバートパーマーが、1979年に発表したアルバム『Secrets』の1曲目。これで一気に名前が知れ渡ることになる。名曲にして名歌唱である。

 

9.Shake Some Action / Flaming Groovies

フレイミンググルーヴィーズは1970年代に活躍したバンド。商業的に大きな成功には恵まれなかったが、いい曲をたくさん残している。これは1976年に発表された同名のアルバムの1曲目。おそらく彼らの楽曲のなかで最も有名。バンドマン用語に「いなたい」という言葉があるが、これはそっくりそのまま彼らのことである。実にいなたい。

 

10.Middle Of The Road / Pretenders

プリテンダーズは紆余曲折はあるものの、いいアルバムをたくさん出しているバンドだ。これは1984年発表の4枚目のアルバム『Learning to Crawl』の1曲目。何がいいんだか悪いんだか分からなくなったときに聴くのが効果的。ストレートでシンプルなロックこそが正しいのだ。実にカッコいい。

 

11.You Ain't Seen Nothing Yet / Buchman-Turner Overdrive

バックマンターナーオーバードライブは1970年代に活躍したカナダのロックバンド。今となっては覚えている人も少ないだろう。大人気バンドだったんだよ。来日したこともある。ご覧の通りのとってもむさ苦しい人たちで、「カナダの木こり軍団」と呼ばれていた。あか抜けない土臭いロックンロールが持ち味。これは1974年発表の『Not Fragile』というアルバムの4曲目。全米ナンバーワンヒットである。

 

12.One Way Or Another / Blondie

ブロンディと言えば1980年の『コールミー』という世界的ヒット曲で知られるが、その前の1978年に『Parallel Lines』というアルバムを出していて、そこから『Heart Of Glass』というヒットシングルが出ている。そのアルバムの10曲目。ストーカーをネタにしたお下劣な楽曲で、本来的にはこういうのが持ち味。

 

 13.Nothing Can Stop Us / St. Etienne

ブサイク男子2人にとんでもない美人を1人加えたというオタクの夢を実現したようなバンド。すっげーヘタクソだった。楽曲は良いのだよ。渋谷系に与えた影響も高い。今聴くと全然オシャレじゃなくて、むしろバカっぽい。そこがまた愛せるところである。これは1991年発表のデビューアルバム『Foxbase Alpha』の10曲目。これは名盤なので聴くと良いと思う。

 

14.Don't Stop / Fleetwood Mac

突如として大物バンド。フリートウッドマックである。この曲好きなんだよね。1977年発表の世界的な大ヒットアルバム『Rumours』の4曲目。作曲はクリスティーンマクビー。

 

15.William, It Was Really Nothing / The Smiths

 今さらなんだけどスミス。1984年のファーストアルバム発表直後にリリースされたシングル曲のコンピレーションアルバム『Hatful Of Hollow』の1曲目。個人的にはスミスというと、この曲。歌詞の内容がどうとか、正直あんまりピンと来ない。てか英語だし。なんといってもいいのはジョニーマーのギター。光り輝くような響きが素晴らしい。

 

16.You've Done Nothing / Face To Face

1992年に発表されたフェイストゥフェイスのデビューアルバムの1曲目。最高にバカバカしい。物事を深く考えるのは病気だし、イケナイことだと感じたら彼らの音楽を聴くと良いと思う。日本でも人気が高かったが、あんまり思い出されることはないんじゃないかと。アルバムも名盤だと思う。

 

17.No Reason / Sum 41

日本でも人気の高いSum 41である。 パンクロックらしいバンドだ。パンクの良い所は楽器を手にして間もない人でも演奏可能という点で、そういう人向けの簡単極まりない楽曲を数多く発表している。これは2004年発表の『Chuck』というアルバムの2曲目。パワフルな楽曲である。

 

18.It's Time To Party / Andrew W. K.

アンドリューWKは常にこういうノリのお兄ちゃんで、何を聴いてもあんまり変わらない。学習する力のない人。それでいい。2001年発表のデビューアルバム『I Get Wet』の1曲目。

 

19.Moonlight Love / Link Wray

最後のインストはこれで。リンクレイというギタリストを知っているだろうか。1950年代から60年代にかけて活躍し、インストルメンタルロックンロールというジャンルを確立させた立役者である。タランティーノパルプフィクション』のテーマ曲である『Misirlou』のディックデイルとかの仲間だ。『Rumble』『Ace Of Space』などのヒット曲がある。ガレージの元祖的存在。これはリンクレイがレイメンというバンドを率いていた時のアルバムから。1958年発表。現在は入手困難かもしれない。不良少年が可愛い女の子を相手に照れながら告白するような楽しさがある。曲の元ネタは聴けば分かると思う。

 

 以上だ。これでほぼ1時間になる。さすがにバカ度を上げると途端に攻撃的になるな。良いことである。短い曲ばかりになるんで曲数が多くなるのも良い。バカなロックはすぐ終わるように出来ているということだ。

 

    誰にだって嫌いな音楽というものがあると思うし、映画にしてもアニメにしてもそうだと思う。自分は嫌いなものに関しては、名前さえ出してやらないということで嫌いという気持ちを表現しようと決めている。その代わり、好きなものを圧倒的に支持する。圧倒的な物量で好きを表現する。そのことによって、逆に照射されてくると思うのだ。プレイリストはまだまだあるので、どんどん発表していきたい。好きなものは、とことん言葉を尽くして褒めちぎるべきだと思う。

 

 またね。元気で暮らしてくれ。